World Mobile テクニカルAMA
皆さん、こんにちは。ミッキー・ワトキンス(Micky Watkins)です。お待ちかねのAMAの始まりです。本日のスペシャルゲストをご紹介します。私の尊敬する同僚であり友人でもあるWorld MobileのCTO(最高技術責任者)、アントニオ・へルナンデス(Antonio Hernandez)です。技術部門のトップである彼に皆さんからの質問に回答して頂きます。
Q. Earth Nodeには2種類に分類されて、それぞれChain Node、Full Nodeと呼ばれると聞きました。2種類のNodeの違いは何ですか?
A. Chain Nodeとは最低スペックで運営されるNodeです。Full Nodeとは主要サービスを提供できる環境を整えたNodeです。カテゴリーに分けられていますが、結局はモジュールの話となります。
Q. テストネットがローンチされたら全てのEarth Nodeオペレータは参加資格があるのですか?
A. はい。
Q. カルダノ・コミュニティの誰かと新しくパートナーシップを結ぶ予定はありますか?
A. はい。断言できます。
Q. Earth Nodeはオープンソースになるのでしょうか?
A. いずれはそうなります。
Q. WMTコインのステーキングがカルダノのステーキングプロセスと似ているのなら、自分が委任したいプール(Earth Node)を選択し委任手続きをするという理解で良いでしょうか?
A. その理解で正しいです。
Q. メインネットがライブになった時に、Earth Nodeが1000個を下回っていた場合、空いているEarth Nodeの枠はどのようにして希望者に割り当てられるのでしょうか?
A. オークションのようなものが開かれると思っていてください。オークションの参加条件は100,000 WMTを持っていることです。
Q. Air NodeオペレータとしてWorld Mobileネットワークに接続するにはこれだけの枚数のWMTコインを誓約と持たなければならないという決まりがあるのですか?
A. いいえ。現時点ではありません。将来的には変更もあり得ます。
Q. Earth Nodeの予約には100,000 WMTが必要であり、それを4月末まで保持する必要があります。4月末の期日が過ぎたら何が起こるのでしょうか?
A. 4月末の期日が過ぎたら、Earth Nodeを予約した各オペレータは100,000 WMTを誓約としてWorld Mobileに差し出す代わりに私達が用意するNFTのオーナー権を請求できます。NFTを受け取ったオペレータは正式にEarth Nodeを運営する権利を手にします。オペレータは手にしたNFTをどうしようと自由ですが、そのNFTが100,000 WMTと紐づけされていることを忘れないでください。
Q. Earth Nodeが稼働を始めたらブロックがすぐに生成されのですか?
A. 答えはイエスです。ただ、今はっきりとは答えられません。
Q. RealFiの開始はいつですか?
A. 私達が発表している文書に説明してある通り、World Mobileプロジェクトはいくつかのチャプター(フェーズ)に分かれています。現在いるチャプターの次のチャプターよりRealFiサービスを開始します。
Q. Earth Nodeの運営は自分のパソコンで行うのですか?クラウドベースのソリューション(サーバ)を選択肢として用意してくれる予定はありますか?
A. 自分のパソコンでも良いですし、私達が用意するクラウドサーバーでもベアメタルサーバーも良いです。オペレータの判断に任せます。
Q. 多くのEarth Nodeオペレータ希望者がハイスペックなパソコンがなければ十分にノードを動かせないと心配しています。Raspberry Piを使用できるという話も聞いたのですかどうなのでしょうか?
A. 公開したスペックについてはまだ縮小の余地があります。仕様の最適化を図っていますので今後の発表をお待ちください。Raspberry PiについてはSSDを付け加えることで対応ができるかも知れません。私達はノードに様々なサービスを搭載したいと考えています。各サービスは搭載したノードのオペレータの収入源をアップさせます。要するに、最小スペックでノードを運営するより、各種追加サービスを搭載してノードを運営する方がオペレータが受け取るリターン(利益)は大きいです。
Q. ザンジバルの上空を飛ぶエアロスタット(気球)の大体の位置を把握できる地図のようなアイテムを作る予定はありますか?
A. はい。WMTスキャンという名前で作成中です。WMTスキャンではエアロスタットの位置だけでなく、ネットワーク全体の情報が見られます。
Q. 求められていること実行せず運営を怠ったノードに対して何らかのペナルティはあるのでしょうか?また、ベーシックノードとハイエンドノードは同時にローンチするのでしょうか?
A. もちろん、運営を怠ったオペレータにはペナルティがあります。ベーシックノードとハイエンドノードのローンチは基本的に同時です。
Q. ステーキングの報酬がどのような見積りになりますか?
A. World Mobileが専門家とトークン・モデルを作成した際重要視したのはカルダノより高いトークン・リターンにすることです。高いトークン・リターンを実現できるのは私達がオペレータにノードに搭載できる各種追加サービスを提供するからです。
Q. 私はカルダノのSPOをしています。しかし、プールを委任者にアピールすることに苦戦していてブロックの生成がままならない委任状況です。Earth Nodeオペレータとなった場合、ブロックを生成させるためには委任者を集めることや委任量があることが重要になりますか?
A. はい。委任はWorld Mobileネットワークでも重要な役割を果たします。
Q. World Mobileは何とかして衛星を使えないかという構想を立てていませんか?
A. この質問は来ると思っていました。そうです。何とかして衛星を使えないかと考えています。私達はSpaceXを訪れて建物のプライベートツアーをさせてもらいました。スターリンク(Starlink)との関係も発展させています。アフリカにおいて別のバックホールを選択するとしたら間違いなくスターリンクを利用することになるでしょう。スターリンクの利点は、世界のどこにいても接続させられることです。
Q. トークンのインフレと権利確定スケジュールについて教えてください。
A. 私達のトークン・モデルによると、2025年までに5億トークン、60~70%がステークされ、5億5,000万トークンが供給されると推定しています。
Q. ロードマップは予定通り進んでいるのでしょうか?
A. 技術的には予定通りです。少し遅れているのは当初の計画からいくつか外れたためで、その主な理由がHydraヘッドのです。私達は急いでHydraヘッド関係の仕事に当たっていました。というのも、Hydraヘッドがもうカルダノのテストネットに登場したことは私は年末の時点で予想をしていなかったからです。嬉しい驚きです。
Q. ザンジバルに最初のエアロスタットが配備されるのは6月とのことですが、ネットワークも同時にオンチェーンになりザンジバルの人々が接続されるということですか?
A. いいえ。最初のエアロスタットが配備されたらテストとチューニングの期間が設けられます。ただ、この時点ですでに地上には無線のメッシュネットワークが敷かれ、チェーン上にアクティブ・ユーザーが存在するため、テストとチューニングの期間に関わらずネットワーク自体はすでに存在しています。
Q. WMウォレットの発売はいつですか?
A. 開発は進めています。
Q. ハリケーンの直撃や悪天候でエアロスタットの運用が停止してしまった場合の対応策はありますか?
A. マイクロソフトがかなり強力なエアバンド(航空無線)システムを提供してます。World Mobileとマイクロソフトで共同研究を行っています。
Q.テストネットについてですが、インセンティブ付きでしょうか?
A. 私はテストネットをインセンティブ付きにしようとは思っていません。しかし、これは私が一人で決定することではありませんのでもしかすると変わるかもしれません。
アントニオさん、これで質問は終わりです。長い時間ありがとうございました。皆さんは今後18カ月の間にこれまでにない方法で何億人の人々が接続されるのを目の当たりにすることでしょう。次回のAMAでまたお会いしましょう。ありがとうございました。
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