ホスキンソン氏「引退」報道を完全否定、噂の真相とカルダノ最新動向

【概要】

 カルダノ創設者チャールズ・ホスキンソン氏が、自身の引退やエコシステム離脱をめぐる噂を明確に否定する動画を公開した。ロンドンから戻った関係者を通じて「引退の噂」が広まっていることを知った同氏は、「完全な捏造だ」と強く反論。噂の発端とみられる出来事や、今後のロードマップ、そして「政党」発言の真意まで、本記事で整理して解説する。

【解説】

ホスキンソン氏によれば、ロンドンから戻った関係者が、カルダノに詳しいタクシー運転手と話した際、「チャールズが引退すると聞いた」と言われたという。さらに、カルダノのパートナー企業のCEOにまで「氏がエコシステムを去る」という情報が伝わっていたことも明かした。

文脈を無視して編集された動画は文脈を失いやすく、意図しない誤解を招く。ホスキンソン氏は、そのような動画を通じて「カルダノは失敗しており、自分はエコシステムを去る」という誤った情報が広まったと、一部のインフルエンサーを名指しで批判した。

“It’s categorically untrue. It’s a complete lie.”

短い解説:切り抜き動画は文脈を失いやすく、意図しない誤解を招くリスクが常につきまとう。

今回の噂の背景には、ホスキンソン氏が6月、オンライン上での誹謗中傷を理由に「SNSや公の場での発信活動を一時休止する」と発表した件があるとみられる。これはあくまで公の場での発信を控えるという趣旨だったが、一部で「カルダノからの引退」と誤解・歪曲されて広まった可能性が高い。

“I’m not going anywhere. I’m not retiring. I’m not leaving.”

同氏はこのように繰り返し否定し、開発元IOG(Input Output Group)は引き続きカルダノエコシステムで最大級の開発主体であり続けると強調した。

チャールズは複数の具体的なプロジェクト名を挙げることで、開発が継続している実感を伝えている。

  • Ouroboros Leios:スケーリングアップグレード。6月23日にテストネットが稼働開始済み
  • RealFi:実世界資産関連の新機能。テストネットが稼働中で、メインネット移行が近いとされる
  • Pogun:ビットコインの資産をカルダノ上のDeFiで活用するプロジェクト。2026年内に段階的な展開が予定されている

動画内でホスキンソン氏は「政党(political party)を立ち上げる準備をしている」とも語ったが、これは現実世界の政治団体ではなく、カルダノのオンチェーンガバナンスにおけるDRep(委任代表)の投票ブロックを指すとみられる。同氏は以前から、ガバナンス用Discordに参加しない資金提案には自動的に反対票を投じる、といった趣旨の発言をしており、その延長線上にある取り組みと推測される。

リンク:2026/06/17 More Comments on Discord

【まとめ】

今回のホスキンソン氏の発言は、切り取り動画を発端に広まった「引退・離脱」の噂への明確な反論だった。噂の背景には6月の「SNS休止宣言」の誤解があったとみられ、実際には開発が着実に進んでいることが、Leios・RealFi・Pogunといった具体的なプロジェクト名とともに語られた。あわせて言及された「政党」発言はオンチェーンガバナンスに関するものとみられ、詳細は今後の正式発表を待ちたい。

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