サプライズAMA
皆さん、こんにちは。チャールズ・ホスキンソンです。暖かい日差しの降り注ぐコロラドから生放送でお届けしています。今日は2022年3月14日(アメリカ時間)です。久しぶりのAMAです。というのも、いろいろなことが進行中で本当に忙しかったのです。膨大な量のプロジェクト管理とプログラム管理会議、多くの作業の定量化、数々のワークショップなどです。
カルダノ・エコシステムは飛躍的に成長し続けています。構築されているDappsの数は517以上になりました。Cardano.cubeにアクセスしてみてください。エコシステム・マップのスケールの大きさに圧倒されるでしょう。
今日はお伝えできるアップデートは特にないので早速質問に答えて行きます。
Q. EUがプルーフ・オブ・ワーク(POW)を禁止する可能性があることについてどう思われますか?ビットコインとイーサリアムに影響を与えますか?
A. 私はEUがPOWを禁止するのはまだ時間的に早すぎると思います。ビットコインとイーサリアムに与える影響については無いと思います。今回の件はPOWとPOS(プルーフ・オブ・ステーク)の比較可能性について暗号通貨業界で話し始めるきっかけになりました。
POWの世界の人々は無限のエネルギーがあるかのような現実を生きていて私の目には不可解に映ります。彼らのしていることは非再生可能資源の消費であるにも関わらず、高いエネルギー消費があることを認めません。私は非再生可能資源の消費を減らして環境にやさしい再生可能資源を使って仕事をする必要があると考えます。
私は今後暗号通貨の価値の大部分はPOW方式ではなく、POS方式のシステムによって保護されるようになると考えています。実はイーサリアムはPOSベースのシステムに移行しています。
Q. パラメータの調整についてです。次回のスケーラビリティ・アップデートで改善を期待できますか?
A. 6月のハードフォークでかなり改善されると思います。1桁以内の性能向上が見込めます。また、より多くの負荷を処理できるところまでネットワークが大幅にスケールアップされます。
Q. あなたは本を書く予定はありますか?あるとすればどのような内容ですか?
A. 今までに本を書こうと思ったことは何度かあります。一番最初に書きたいのはガバナンスに関する本です。
Q. スマートフォンのソフトウェアの将来についてあなたの考えを聞きたいです。非専売(商標、特許または著作権で保護されていない)のiOSが普及しつつあります。例えば、スマートフォンのLinuxがあってもいいのではないでしょうか?
A. 私はオープンなエコシステムが進展して「オープンフォン」なるものを見てみたいです。Apple、Google、Microsoftといった少数の企業が携帯電話に搭載されるものや、展開が許可されるビジネスモデルについてこれほど強い発言力を持っている現状は奇妙だと思います。
Q. 2月のハードフォークはもう行われたのでしょうか?
A. すでに行われました。ハードフォークではなくメジャーアップデートでした。元帳のルールが変更されたわけではないのでハードフォークの必要はありませんでした。
さて、今日はこの辺りで終わりにしましょう。また近いうちにお会いしましょう。今月のカルダノ360にご期待ください。進捗報告がたくさんあります。
コメント