Laceウォレットとは?:チャールズ・インタビューby Cheeky Crypt

Cheeky Crypt:Laceウォレットの魅力をお聞かせください。

チャールズ:Laceは単なるウォレットではありません。私達が暗号通貨ウォレット・プラットフォームに求めていたものがすべて詰め込まれた最高にクールなウォレットです。よく考え込まれたエコシステムで、さまざまなものを接続することができます。「クリプト分野のWindowsやAndroidのような存在」と言えるでしょう。Laceはその上に何かを構築するための基盤です。

Laceの大きな特徴はアイデンティティがコア機能として組み込まれていることです。Atala Prismが深く統合されていてアイデンティティ主導で機能します。アイデンティティ主導のウォレットは人間が読めるアドレスのようなものに変換されます。例えば、ユーザーが取引所に接続するためのフックを作りたい場合、取引所に対してワンクリックでアカウントを作成することができます。これは、アイデンティティ主導のウォレットだからことできることの一例です。ユーザーは最高クラスのプライバシー、マルチシグ、アカウンティング機能を好きな時に好きな場所で使えるようになります。

dAppsストアも搭載されています。アプリの良し悪しは自己認証を使って視覚的に確認することができます。分散型でありながらユーザーにとって安全なキュレーション(情報の収集・まとめ)を行うための全く新しいモデルです。投票センターもあるので、ウォレットからカルダノのガバナンスに参加することができます。各dAppsもガバナンス問題を抱えることが考えられるため将来的に投票センターを利用することになるでしょう。

ユーザーが他のウェブサイトをプラグインできるモジュールも用意されています。ユーザーはウォレットをPezeshaのローン貸出センター、SundaeSwapやWingRidersやMuesliSwapなどのDEXにプラグインするプラットホームとして使うことができます。
※Pezeshaについては以下ツイート参照

Laceは他のブロックチェーンが目標とする次世代技術をも実現します。Minaなどのブロックチェーン・プロジェクトは最軽量のブロックチェーンの構築を目指しています。彼らの目指すものはLaceが実現します。Mithrilが搭載されているからです。Laceならユーザーはフルノードのセキュリティが確保された状態でライトクライアントのようなウォレット体験ができます。Mithrilのシステムを通して自分の取引や資産をフルノードのときと同じようにチェックすることができるなんて素晴らしいと思います。そんな素晴らしいウォレットの最初のバージョンが年内に市場に登場します。

これから追加を検討している技術をいくつかご紹介します。1つ目は競合他社と相互運用性を構築し、異なるシステム間で資産の自由な移動を可能にさせることです。この場合、dAppsはクロスチェーンになります。私は競合同士が互いに助け合うことができたら敵対関係も解消されると思います。

2つ目は「デリゲーション・ポートフォリオ」の作成です。ADAはホルダーにより全体の70%以上がステーキングされています。しかし、現在ステーキングはウォレット単位で行われています。1ウォレットにつき1プールです。分割もできますが、手作業で複数のウォレットを作成しなければならないため面倒な作業とも言えます。そこで、1つのウォレットで複数のプールに好きなだけアクセスできるようにするのです。その際、ADAホルダーは小規模プール、大規模プール、チャリティープール、社会貢献型プールを自分の好みで選択して組み合わせデリゲーション・ポートフォリオを作成します。分散委任機能とデリゲーション・ポートフォリオがあれば幅広いプールへの委任が期待できるはずです。そうなれば分散化が促進されます。

心に残る翻訳を目指しています

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