ポリグロット・エコシステムへの移行

みなさん、こんにちは。チャールズ・ホスキンソンです。暖かい日差しの降り注ぐコロラドから生放送でお届けしています。今日は2022年9月26日です。今回の動画で取り上げるトピックはとても重要なものです。私は先週の仕事時間のほとんどをこのトピックに関する議論や構想に費やしました。

一部の方はご存じかもしれませんが、現在カルダノ内部ではメンバーベース組織(MBO:Member based Organization)の骨組みを作るべく膨大な作業が進められています。私達は一部の詳細を11月に発表し、組織の立ち上げに来年にも取り組むことを目標としています。

カルダノ・エコシステムは巨大に成長しました。誰もが自分の「声」を共有できる素晴らしい環境があります。「声」には様々な形があります。Twitter、Reddit、Telegram、ソフトウェアなどです。現状のカルダノ・エコシステムは、異なる開発チーム、異なる哲学、異なる言語、異なるUSP(Unique Selling Proposition:商品やサービスが持つ独自の強み)が混在しています。つまり、複数の意見(クライアント)が同時に存在しているということです。ここである問題が発生します。カルダノの標準的なクライアントは何か?という問題です。

私達はポリグロット(Polyglot:多言語)なエコシステムへの移行が必要な段階に来ていると思います。私はこれを実現する唯一の方法はメンバーベース組織の立ち上げだと考えています。メンバーベース組織とは、簡単に言うとハブ・アンド・スポーク(Hub and Spoke)です。皆さんの声を大規模拠点(ハブ)に集中させて、各拠点(スポーク)に分散させるフレームワークです。

メンバーベース組織はカルダノ・テクニカル・フェロー(CTF)のアイデアに基づいています。CTFのメンバーは組織のコアに携わる人達で、コミュニティ出身者とIOHKやdcSparkといった企業のスタッフで構成されます。そして、そこからさらに2種類に分けられることが望ましいです。純粋にコアを担当するチームと、ユーティリティ、インフラ、インテグレーションを担当するチームです。

分散化のアップグレードを進めるに当たって気を付けなければならないことは、物事を正しく処理して調整することです。調整の問題を大きくし簡単にアップグレードできなくなってしまう状況に陥いることは避けなければなりません。メンバーベース組織はコミュニティから情報を入手し公平に検討します。そして、調整を行い認証プロセスのための基礎となるCIPを作ります。誰もが従うべき信頼できる情報源と標準を提示するのです。

認証プロセスを導入することでクライアント間の競争の機動性を高めることができます。同時に、標準という安全性も得られます。認証プロセスが働く社会的インフラが整えば、カルダノ・エコシステムは独自の哲学を守り、イノベーションの速度を維持しつつ、複数の競合クライアントが競争し合える素晴らしい環境を得られるはずです。

心に残る翻訳を目指しています

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