閾値と優先順位
みなさん、こんにちは。チャールズ・ホスキンソンです。いつも暖かいコロラドから生放送でお届けしています。私はたまに特定の政治的な問題や出来事について意見を述べています。今日も少し話をしたいと思います。今日取りあげるのはとても興味深い内容で、閾値（しきい値）と先例です。
一つの社会を作る時、ルールが作られます。ルールには明確に文書化されたものと、文書化はされていないけれど習慣が暗黙の了解でルールとなっているものがあります。そして、社会には秩序や機能を保つために特別な権限を持つ人々がいます。
私が訪れた多くの破綻国家（独裁国家）では 新しい指導者が古い指導者を逮捕するというパターンが繰り返されています。破綻国家では古い指導者の逮捕を正当化するのは非常に難しいです。私達がいる自由な社会でも、古い指導者が公正な裁判を受けることは不可能です。自由な社会では、古い指導者に対して肯定的な意見と否定的な意見の両方が存在するからです。
アメリカ国民は大統領に強大な権力を与えただけでなく、本来なら犯罪になるような行為でもしなければならないという社会的な予想を抱かせました。有名な代表例は、ブッシュ政権下でCIAが国際テロ組織アルカイダの活動を主導したとして収監した容疑者達に行っていた「強化された尋問手法」です。オバマ政権下で行われたアルカイダの幹部殺害を目的とした対テロ作成で、攻撃の対象ではなかったアメリカ国民を巻き添えにしたことも有名な代表例です。
これらの出来事の原因は「超集権化」です。一国の一人の人間がこれほどまでに権力を持つ必要があるのでしょうか？国民的な議論をするべきです。大統領職全体を見直すのです。既存の投票システムは不正に操作されています。私はアメリカが政治的に変化を得る方法はただ一つ、憲法制定会議を通じて憲法を改正することだと固く確信しています。そうしなければならないのです。そして、投票の仕方、投票システムの仕組み、連邦政府の仕組みを根本から変えるのです。皆で「騙されていない」と思えるような政府を作りましょう。
暗号通貨の世界は分散型です。分権化には正直維持費がかかり、ガバナンスの構成としては最も効率的とは言い難いです。時には意思決定に時間がかかることがあります。しかし、システムがインスタンス化されているため、原理と価値を維持することができます。また、プロトコルの一部となった場合、それを変える能力は誰にも、システムの創始者にさえありません。
人間は誰しも良い面と悪い面を持っていて完璧ではありません。嘘をつくこともあれば、間違いを犯すこともあります。分散型のシステムは私達に責任を負わせ正直にさせてくれます。
コメント