真実後の経済

※「真実後(ポスト真実)」…政策の詳細や客観的な事実より個人的信条や感情へのアピールが重視され、世論が形成される政治文化である。(Wikipediaより引用)

皆さん、こんにちは。チャールズ・ホスキンソンです。暖かい日差しの降り注ぐコロラドから生放送でお届けしています。今日は2021年11月20日(アメリカ時間)です。

メディア分析やセンチメント・スコアリングを行うためにYouTubeのインタビューなどを追いかけています。今回ある1つの動画に少し考えさせられました。その動画自体は実際はちらっと見ただけで消してしまいました。

動画の内容は、数人がインタビュー形式で暗号通貨について面白おかしく会話をしてるものでした。私が感じたのは「実際の現実」と「現実の認識」の間にはどうしてこんなにも違いがあるのだろうということです。それがなぜそんなに重要なのかについてお話しします。

私達は「真実後の経済」の中で暮らし始めています。私達は世界のシステムを根本的に変えるのはかなり難しいことだという考えを持って育ちました。核融合炉のような非常に複雑なものを開発したり、火星に行ったり、まったく新しい学問分野を発明したいと思ったら、それはおそらく生涯をかけた追求であり超難問だ。そして、超難問を突破するためには学際的なチーム、優れたエンジニア、優れた科学者、優れたビジネスマン、優れたマーケティング担当者、優れた政治家など、あらゆる人材を集めなければならないと考えられてきました。これが私達が育ってきた環境です。今聞いてくださっているほとんどの方もそうやって育ってきたのではないでしょうか?

しかし今、私達はこの奇妙な「真実後の経済」に生きています。「真実後の経済」ではユニコーン企業(設立後10年以内に企業評価額が10億ドル以上の非上場企業)であることには何の意味もありません。かつてはユニコーンになることが企業にとって信じられないほどの達成感を与えていました。ワオ!と称賛されていたものです。でも今はどうでしょうか?私にとっては「どうでもいい」という感じです。

経済のことはひとまず置いておいてカルダノがこれまでに達成したことを振り返ってみましょう。カルダノのプロジェクトでは、科学者の集団がそれぞれの分野でトップを走っています。ブロックチェーングループのリーダーにふさわしいと思われる人材には積極的にコンタクトを取っています。暗号通貨業界全体でトップの研究をしているのがカルダノです。

業界全体で最高の論文を発表しています。これは引用数を見れば一目瞭然です。(以下に参考記事)

一流の科学者とエンジニアの集団が集まり巨大なコミュニティができています。このコミュニティのおかげでカルダノは自立したエコシステムとなるほどの規模に成長しました。大規模なNFTグループがあります。面白いことをやっている人達がたくさんいます。常にエアドロップが行われています。半ダース(6つ)ものDEXの波が押し寄せてきています。オラクルやステーブルコインの活用の開始は目前です。

中央集権的なものにどうやって対抗するのか?私達カルダノは科学に目を向け、進歩に目を向けてきました。過去6年の間に行われたことは驚くべきことです。全く新しい分野の研究が行われました。分散型コンセンサスの概念の確立は簡単なことではありませんでした。しかし、ウロボロス・プロトコルファミリーはすべての指標ですべての難しい問題を解決しコミュニティとして団結して信頼を構築することに成功しました。一度手に入れたら後はそれを使って世界に真実を確立することができるものを手に入れたのです。残念なことに、これがどれほど重要なことなのか一部のYouTubeの方々は理解していないようです。

未だにカルダノにはスマートコントラクトがないと言う人がいます。スマートコントラクトはあります。実行もされています。人々はスマートコントラクトを書き実装しています。PABはテストネットの段階にあり、メインネットに移行すれば、人々はPABを介して自分達のメカニズムで展開できるようになります。

システムのスループットを見てください。20倍~40倍に向上させることができます。おそらく最低でも来年には5秒ごとに約1メガバイトのブロックサイズにまで到達できるようになるでしょう。パイプラインや入力エンコーダー、ネットワークの最適化などを行うと(理論的には)到達可能です。しかも、これは単なるベースレイヤーであり、Hydraやサイドチェーンの話とは別です。新しい研究や既存の研究の話でもありません。ただ実装して展開するだけなのです。

暗号通貨のポイントは、私達が新しい現実の端に立っているということです。それは私達が社会の悪い部分をすべて受け入れるのか?決定論がない世界を追求するのか?ということです。皆さんはどのような世界に住みたいですか?世界最速の暗号通貨が何かを知っているような即効性のある国に住みたくはありませんか?皆さんが生きている経済は25年後も健全で堅実なものであると完全に確信が持てますか?

国の金融政策は気まぐれに変えなければなりません。お金を稼がないといけないのですから。詐欺のようなものです。原理原則のない台帳の上に築かれるものは本当の意味で分散化されていません。一歩間違えれば変更される可能性のあるインフラの上にインフラを築くことになります。技術的に多くの問題があります。セキュリティ上の欠陥が埋め込まれています。確信が持てません。

「真実後の経済」では、自分の頭で考え全員が選択します。私はそうしました。批判されようとも私は一度もロードマップから外れたことがありません。ローンチ・スケジュールを一度も変更したことはありません。私と私の仲間は決して変わりません。このコミュニティはどこにも行きません。ただひたすら前進するのみです。私達が何をしようとしているのかみんなに伝えてきました。これまでにバイロン、シェリー、ゴーゲンの3つをやり遂げました。どれだけ時間がかかろうと、どれだけ手間がかかろうと、そこに到達するために必要なことが何であろうと必ずやり遂げます。なぜなら、分散化をやり遂げる必要があるからです。目指すシステムを構築すれば私達は月に行けます、火星にだって行けます。物事を変え、物事が根本的に異なる世界で実際に生活をすることができるのです。

私の人生の6年間は長い道のりで本当に残酷なものでした。しかし今、私はここにいて強固な基盤を持っています。

ですから、皆さん信念を持ち続けてください。懸命にプッシュし続けてください。笑顔を絶やさないでください。そして負けないでください。

どこよりも、親しみやすい説明で。

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