【アフリカプロジェクト動画日本語訳】ジョン・オコナー氏にプロジェクト進捗をインタビュー

インタビュアー:
皆さん、こんにちは。今日はIOGアフリカのジョン・オコナー(John O’Connor)さんをお迎えしてインタビューをお届けします。

オコナー氏:
こんにちは。今日はよろしくお願いします。

インタビュアー:
この度は貴重な機会を頂きありがとうございます。今アフリカで一体何が起こっているのか、オコナーさん達が何を計画しているのか。世界中が注目しています。あなたに直接聞けるのは本当に嬉しいです。それでは早速質問に入ります。まずはあなたとあなたのアディスアベバ(エチオピアの首都)にあるチームについて教えてください。

オコナー氏:
私の名前はジョン・オコナーです。アフリカプロジェクトのディレクターを務めています。私はカルダノの初期メンバーの一人でカルダノとは長い付き合いになります。アフリカプロジェクトについてはプロジェクトに携わって5年ほど経ちます。

インタビュアー:
あなたのチームはどのような構成になっているのですか?

オコナー氏:
現在エチオピアオフィスにいるメンバーは7人です。開発者が5人、ビジネスコーディネーターが1人、そして私です。開発者5人は全員女性です。2年から1年半前にHaskellプログラミング方法についてのトレーニングコースを実施し、その中から優秀者5人を採用しました。今後一年間で起こる大きな変化といえば、チームを50人程度にまで拡大することです。エチオピアだけでなく他のアフリカの国にも対応できるようにするために大規模な投資を行い、オフィスの規模を拡大したいと考えています。私はプロジェクトを展開する国別にオフィスを立ち上げるのではなく、エチオピアオフィスを必要な機能をすべて備えた「アドレスオフィス」として構えることがベストだと考えています。車で例えるなら、エチオピアオフィスはアフリカプロジェクトのエンジンです。

インタビュアー:
これは誰もが一番気になっていることだと思いますが、IOGがアフリカで行おうとしている計画とは何ですか?

オコナー氏:
チャールズが皆さんに度々言っているビッグアナウンスメントのことですね。申し訳ありませんが、まだ多くは話せません。今話せることと言えば、私達が大規模な政府契約の最終段階にいるということです。仮想通貨のブロックチェーン技術を国家レベルで実装しようとしています。実装されれば、プラットフォームに数百万人のユーザーを見込めます。ですから、私達は実は今非常に興奮した状態にあるのです。ブロックチェーン技術が実際の社会において役立つ技術だという事を証明するチャンスを掴む目前に立っているのですから。政府との契約には踏まなければならないプロセスがたくさんありました。ここまでたどり着くのに非常に長い時間を費やしました。私達の目標は、今月末頃までにアフリカスペシャルと題したオンラインショーを行いプロジェクトの詳細を発表することです。

インタビュアー:
あなたのお話を聞く限り、アフリカプロジェクトはかなり壮大なプロジェクトなようですね。

オコナー氏:
その通りです。プロジェクトが始動したらアフリカ大陸のみならずエコシステム全体にも影響を与えます。このプロジェクトの最大の要の一つはアイデンティティソリューション(アイデンティティ管理)です。アイデンティティソリューションは全ての経済活動の基盤です。今後発表するミッションステートメント(基本方針)で詳しく説明しますが、私達は新しい金融プラットフォームを作りたいと考えています。アフリカは新しい金融プラットフォームを最初に採用するのに一番適した地域だと考えています。来年もしくは2年以内にこのアイデンティティプラットフォームに約1億人のユーザー抱えるという計画を立てています。野心的に見えるかもしれませんが、アフリカ大陸の規模からすると現実的です。現在アフリカ大陸には約13億人もの人がいて、おそらく20年後には20億人になるだろうと言われています。

インタビュアー:
話せる範囲で結構です。アフリカプロジェクトに関わる国について教えてください。

オコナー氏:
最初の数か月について。まずはエチオピア。続いて今年中にタンザニアにてインターネット関連の事業を展開します。南アフリカでは保険事業に注目しています。ケニアとナイジェリアにも注力するつもりです。今挙げた5つの国の他に、今後15カ月から20カ月の間にさらに15か国とのプロジェクト計画があります。また、コミュニティプランに話を移すと、私達は現地の技術インキュベーターであるアクセラレーターと連携してプルータスやスマートコントラクトについて開発者をトレーニングするイベントを開催する予定です。これら全ての国でカルダノ・アンバサダーを選出する予定です。アンバサダーは立候補制です。自分の国にアンバサダーがいない方、アンバサダーに興味のある方はぜひ立候補してください。私達はアンバサダーに技術のニーズを理解しているコミュニティの代表となってもらいたいと考えています。

インタビュアー:
私が気になったことを質問させてください。あなた方が始めようとしているプロジェクトを遂行するに当たって2つの異なるアプローチ方法があると思います。コミュニティレベルからと国家レベル(トップレベル)からです。あなた方が国家レベルからのアプローチ方法を選んだのはなぜですか?

オコナー氏:
そもそもコミュニティレベルからのアプローチは選択肢に入れていませんでした。新しいプラットフォームの使い方に関する資料はまだほとんど公になっていません。コミュニティレベル、いわゆるボトムアップアプローチで一般の人に新しいプラットフォームの使い方を学んでもらうのは気の遠くなるような時間がかかります。ですから、まずは国家レベルを活用する必要があると思いました。

インタビュアー:
ありがとうございます。よく理解できました。もう一つ私が気になることを質問させてください。あくまで私の印象ですが、アフリカはスキルを持っている人達がたくさんいるのに、それを発揮する場所がないことがあります。

オコナー氏:
その問題は私達が目指している資本配分のための新しい市場の構築により解決可能かもしれません。新しい市場の構築は次の2つの方法から探っていきます。1つは、若い起業家が資金調達できるような仕組みをプラットフォーム上に作ること。もう1つは、大手の資金調達機関と連携して彼らにも資金を提供できるようにすることです。

インタビュアー:
なるほど。さて、そろそろインタビューも終盤です。オコナーさん、今日はたくさんの質問に答えてくださりありがとうございました。

オコナー氏:
いえ、こちらこそありがとうございました。今月末のアフリカスペシャルを楽しみにしていてください。

どこよりも、親しみやすい説明で。

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