ウクライナへの寄付

皆さん、こんにちは。チャールズ・ホスキンソンです。暖かい日差しの降り注ぐコロラドから生放送でお届けしています。今日は2022年3月3日(アメリカ時間)です。今回の動画はウクライナ情勢について、特に寄付に関する話をしたいと思います。

世間では人々がBitcoin、Ethereum、Polkadotのアドレスを設定してウクライナへの寄付を始めているようです。Twitterで私にカルダノも同様の行動を取るのかという質問も挙がっています。私はカルダノの人間ですが寄付を呼びかける立場にありません。もしカルダノ・コミュニティの誰かがADAホルダー向けの寄付パイプラインを作りたいのであればカルダノ財団に相談することをお勧めします。

では、寄付について少し議論をしましょう。ウクライナ情勢は大きな紛争であるがゆえに注目を集めています。しかし、世界にはウクライナを含め25個以上の紛争があります。エチオピアでは内戦が続いているし、アフリカや中東ではたくさんの暴力が起きています。東南アジアも問題を抱えています。私達の住む世界はいつでも、どこかの誰かが危機的状況に陥っているのです。

ハイチの地震を振り返ってみます。アメリカの前大統領や現大統領がメディアを通じ多額の寄付を送りました。しかし、寄付されたお金の大部分は上手く使われなかった、もしくは誤った使われ方をされました。

ウクライナの状況は戦争行為であるためハイチの地震のケースより非常に複雑です。ロシアはウクライナに侵略し、大統領を殺害して現存の政府を破壊し、自分達が選んだ人物を新大統領にしようとしています。私はロシアの思惑が実現する可能性は十分にあると思います。その場合、ロシアが操るウクライナに寄付しても、そのお金がウクライナ国民に届くのかどうか真相は不透明です。さらに、戦争地帯では1ドルが100ドルになったり物価がおかしくなるのもよくある話です。悪い商人が戦争を利用してとんでもない価格で物を売ります。

私がウクライナ政府の公式口座に1000万ドルを寄付したとしましょう。私はそのお金が難民のためなどに使われることを望んでいます。しかし、そのお金が武力紛争で用いる武器やミサイルの購入に使われていても知る由もありません。寄付をしている人たちの中にウクライナへの寄付の用途を確実に知っていると答えられる人はいないのではないでしょうか。

今はっきりしているのは、ウクライナの主要な都市がロシア軍に包囲されつつあることです。ウクライナ軍は地獄のような戦いをしています。彼らからは強い勇気が感じられます。しかし、私の考えでは遅かれ早かれロシアがこの戦争に勝ちます。ロシアという国の規模、技術力、兵器システムを見ればそれは明らかです。西側諸国ができることと言えば制裁だけなようです。

ウクライナ政府がいつまで持ちこたえられるか定かではないので、私はウクライナ政府に直接寄付することはお勧めしません。寄付をしたいと願う方々が大きな利益をもたらすことができる慈善団体があります。例えば、ウクライナから脱出し周辺国に移り住んでいる人達への支援です。彼らの多くはわずかな持ち物しか持ってません。銀行口座へアクセスすることもできません。このような難民を受け入れた国は支援を強く必要としています。

難民を助けることで、女性、子供、高齢者といった最も弱い立場にある人々を助けることができます。彼らは今とてつもない不安の中で生活しています。家族が離れ離れになることもあります。このような体験はトラウマになります。皆さんがもし彼らの負担を少しでも軽くしようとする団体や、支援の方法を模索している西側諸国の慈善団体を見つけられたら寄付をする価値があると思います。

このビデオが寄付を考えている方のお役に立てば幸いです。

心に残る翻訳を目指しています

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