続編:FTXと暗号通貨市場について

皆さん、こんにちは。チャールズ・ホスキンソンです。いつも暖かい日差しの降り注ぐコロラドから生放送でお届けしています。今日は11月12日です。私はスピーカーとして招かれていたトロントのサミットからオフィスに戻ってきました。前回の動画の続きになりますが、FTX問題と暗号通貨業界について少し話してから家に帰ることにしました。

FTXは破産を宣言しました。今や彼らは暗号通貨のエコシステムの安定性を脅かす存在以外の何ものでもありません。破産という事態に陥る前にFTXの関係者から多くの警告が出されていたであろうに止められませんでした。このようなケースは一般的に会社の重要な業務を経験の無いキッズ(若者達)が行っている場合に起こります。マウント・ゴックス(Mt.Gox)やセルシウス(Celsius)は典型的な例です。

私は若い起業家が会社のトップに立つのが悪いとは言いません。若者が壮大なビジョンを描いて夢を追い求めることは素晴らしいと思います。ただ、これだけは肝に銘じておかなければなりません。夢を追う若者が人からお金を頂いたら、会社を率いるチームに経験者を起用し「多様性」を持たせなければなりません。

私自身IOHKを立ち上げた時は若かったです。私はCFO(最高財務責任者)をウォール街で35年以上の経験を持つ人物に任せました。会社の外部と内部それぞれにアドバイザーを付けました。戦略、マーケティング、オペレーション、その他全ての部門の責任者はその部門において一生分の経験を持っているような人達ばかりです。取引所のように規制されていない暗号通貨をビジネスとするIOHKですらここまで会社の経営に気を使っているのです。FTXはこれに加えてプラスアルファが必要だったはずです。

皆さんに理解して頂きたいことがあります。FTXの失敗は暗号通貨の失敗ではありません。暗号通貨市場を見渡してみてください。ビットコインもイーサリアムもカルダノもハッキングされていません。大手ブロックチェーンはどれも無傷です。失敗したのは「中央集権的なビジネス」です。これはまさに私達が暗号通貨業界から排除しようとしている組織そのものです。ですからFTXの失敗と暗号通貨の力を混同しないでください。

私は暗号通貨の力を信じています。暗号通貨はこの世界から消えることはありません。むしろ将来的にもっと強くなると信じています。そして、私達の最良の日はまだ先にあると信じています。カルダノはこれまで通りのミッションとアプローチでやるべきことをやっていきます。まずは18日にスコットランドで発表する分散化インデックスに注目してください。私達は自らが業界の模範となり業界に対してより良くなるよう説得したいと考えています。

皆さんは暗号通貨の第一原理を覚えていますか?人々に「自由と解放を与える」というものです。それが私がこの業界に入った理由です。私は第一原理の夢を叶えるためにここにいます。投票方法からアイデンティティーの概念まで全てを根本的に変えるために。ビジネスの仕組みを変えて公平なゲームをするために。大統領やCEOを取り除き、あらゆるものを皆で平等に分け合い、皆で一緒に繁栄するために。

私は皆さん一人ひとりが今より良い人間になる努力をしてほしいと願っています。人生で追求するものは何なのか自分の胸に手を当てて深く問いかけて欲しいです。私は金銭的にとても裕福です。ですから、断言できます。富であなたの幸福度は上げられません。今よりもう少しお金が手に入ったとしてもあなたの人生はそれほど良くはなりません。お金が増えれば全てが解決されるという間違った信念は捨ててください。

私達はブロックチェーン技術という「変えられないもの」に信頼を置かなければなりません。ブロックチェーンを使えば人類の歴史上初めて社会に違いを生み出すことができます。私はカルダノのコミュニティ・メンバーが「ナンバーワンを目指す」と言うのをよく耳にします。私も正直それは可能だと思っています。ナンバーワンとはつまり、カルダノが「世界標準のオペレーティングシステム」となることです。全ての人に経済的なアイデンティティーを与え、銀行口座を持たない人に口座を持たせることです。

心に残る翻訳を目指しています

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コメント

  1. 2022.11.16

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