チャールズ・ホスキンソン:モンゴルと繋がりを深める

政治家や人道主義者やシステム構築者は共通して人間を数字や統計で見る傾向があります。私はこれは問題だと思います。数字や統計からは何の共感も得られないし、何をどう変えたら良いのかよく分からないからです。

モンゴルは古いものと新しいものが美しく共存している珍しい国です。首都は整備されており近代的な建物が立ち並びます。一転、車で20分も離れればゲル(テント)で暮らす遊牧民と触れ合えます。

人口の30%が遊牧民であるモンゴルでカルダノはどのような経済活動に貢献できるのでしょうか?私達は遊牧民のライフスタイルを否定したり、無理に都会に溶け込ませようとは考えていません。私達はモンゴルに住む全ての人々に自分の「生き方」、「住む場所」、「夢」、「優先順位」などを自らの意思で決めることができる機会を提供したいと考えています。

山奥で遊牧民として暮らすことを選んだからといって不利になることはありません。私は最も劣った人々が最も優れた人々と同等のアクセスができるような世界経済システムが構築されて初めて、人々は日常的に直面している特定の問題について本当の話し合いができるようになると思います。

モンゴルは変化を求めています。今後5年以内にモンゴル国内でデジタル・イノベーションが起こる可能性があります。国民IDシステムの導入により300万人がデジタル・アイデンティティーを手に入れるかもしれません。主力産業の農業も、8000万頭の動物を始めサプライチェーン上の全てが何らかの形でデジタル化されるかもしれません。誰もが何らかの形で繋がっていくのです。

モンゴル国内の携帯電話・スマートフォンの普及率は95%と非常に高いです。現地で私達が出会った鷹匠達はガレに住んでいました。驚いたのは、ガレの傍にソーラーパネルが設置されていて充電機能が備わっていたことです。私達はモンゴルの人々が古代のライフスタイルと現代のライフスタイルを並存させている証拠を目の当たりにしたのです。

モンゴルに導入する社会システムはソフトウェア化されていることが重要です。技術水準は急速に変化して行きます。ハードウェア化した社会システムでは変化に対応できなくなり、ある時点でシステム全体が崩壊します。

優れた社会システムをモンゴルのような一つの国に構築してしまえば他の国の役にも立ちます。クレデンシャル(認証に用いられる情報)管理システムが相互に運用可能であれば、同じシステムを導入している他の国との相互運用が可能になります。そうすれば、国境を越えて人々が互いに共感し、互いの核心を理解する、より良く、より自由な社会を最終的に手に入れることができます。

※モンゴルの様子についてはこちらも合わせてお読みください!

心に残る翻訳を目指しています

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