アロンゾ・ハードフォークとは?
アロンゾ・ハードフォークが近づいて来ました。これはカルダノ全体にとってどのような意味を持つのでしょうか?また、ハードフォーク直後にはどのようなことが起こるのでしょうか?
まずは現状の説明から始めましょう。PlutusとDaedalusウォレットの準備が出来ていて、全てがパッケージ化されています。これは、9月1日(水曜日)にテストネットにハードフォークする準備が整っていることを意味しています。
テストネットへのハードフォークが完了すると、パッケージの中身を本番環境でテスト出来るようになります。テストの目的はメインネットにハードフォークしても大丈夫だという確信を得ることです。テスト内容は多岐に渡りますが、主に、安定性やセキュリティの確認、スマートコントラクトを作成するための基礎的なコードが適切に動作しているかどうかの確認が行われます。また、この時期はメインネットのローンチに向けて140の取引所がアロンゾ・パープルから本番環境に切り替える時期でもあります。
メインネットへのハードフォークは、現時点では9月13日(日本時間:月曜日)に予定されています。テストネットのパートナーは全てが正しく実行されているかの確認作業のために約1週間半の時間が与えられます。このタイミングで根本的なバグや不具合が見つかった場合、セキュリティ上の理由からメインネットへのハードフォークが9月13日(日本時間:月曜日)から延期されます。
メインネットへのハードフォークが完了すると、スマートコントラクト機能がカルダノ・メインネットで使用出来るようになります。初めは一部の機能のみの使用に限定されますが、PAB(Plutusアプリケーションバックエンド)アップデート以降はさらに多くの機能が使用可能になります。
スマートコントラクトの実装により私達の前に未来への扉が開かれます。DeFi(分散型金融)が可能になります。DEX(分散型取引所)も同様です。想像してみてください。カルダノ上でUniswapアプリを利用する未来の私達の姿を。私達は普段スマートフォンでアプリストアを開きます。未来のアプリは分散型です。スマートフォンをほんの数クリックするだけでたくさんの便利なツールにアクセス出来るようになります。
カルダノのスマートコントラクトは私達に無限の可能性を運んで来ます。ローンチ直後、開発者が使用出来るのはCLIインターフェースです。それが、PABアップデートを終えると開発者は複雑なDAppsの開発が容易になります。
今回のハードフォークイベントはカルダノにおけるオープンソースのスマートコントラクト開発の始まりにすぎません。物事はまだ始まったばかりです。
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