Catalyst
Cardanoが永遠に発展するためのシステム

現状の問題点

現在、Cardanoの開発はIOG(IOHK)が担っています。そのロードマップはhttps://roadmap.cardano.org/に記されていますが、一通りの開発が終わると、今後はIOG以外の人が開発を担っていく必要があります。
企業家や開発者が意欲的にCardanoのさらなる開発に貢献しやすくするためには?
よりCardanoが世界に普及するためには?
よりCaranoの方向性を決定づけるための投票が適正に行われるためには?
そういったことをCardanoコミュニティ全体で考えていく必要があります。

Catalystの利点

▲過去にbeyondstandardがフォロワーさんと相談して投稿したアイデア

Cardanoコミュニティの方は、IdeaScaleに登録することによって、誰でもアイデアの提案や閲覧ができます。

ちなみに私beyondstandardも提案したことがあります(上記画像)。このアイデアは、他のコミュニティメンバーによって、時間をかけて改善されていき、最後に投票されます。見事投票でアイデアが選ばれると、資金がADA建てで配布され、開発の費用が援助されます。また、ADAホルダーが投票者が開発してほしいアプリを選ぶことができますので、Cardanoの方向性を選ぶ権利を持ちます。
投票は「Catalyst Voting」というスマホのアプリを用いて行います。例えば、Yoroiウォレットでは以下のVotingタブ(赤色)から、iOS/androidのそれぞれのアプリをダウンロード(青色)し、REGISTER(緑色)から登録することができます。Daedalusでもできます。投票をすると、わずかですが後日ADAがもらえます。

ちなみに、援助資金はどこから捻出されるのかというと、Cardanoの未発行ADAから捻出されることになっています。未発行ADAが仮に無くなったとしても、トランザクション手数料の一部を援助資金に割り当てることになっていますので、永続性があります。

CatalystとCardano

Catalystは、Cardanoロードマップ最後の「VOLTAIRE」の一部です。VOLTAIREでは、「投票システム」と「トレジャリーシステム」(すべてのトランザクション手数料からわずかな額ずつがプールされ、投票プロセスに従って決定される開発のための資金を集めるシステム)が搭載されています。
これにより、はじめてCardanoは真に分散化を果たし、その将来はIOHKの管理下から離れてコミュニティの手にゆだねられます。そしてその手には、IOHKによって確立された安全で分散化された基盤から、Cardanoを成長、進化させるために必要なすべてが握られています。

Catalystのユースケース

Catalystのユースケースはただ1つ、「Cardanoが発展するアイデアを募る」です。
例えば、2021年3月にはFund3が行われましたが、その結果が以下の文書にまとめられています。

これらの開発者には資金が援助されますので、それをもとに開発者が開発しやすくなります。つまり、みなさんが投票したアイデアが実現されやすくなります。ぜひ、投票は真剣に考えて、Cardanoの普及に貢献しましょう。

おわりに

Catalystは、非常に画期的なアイデアです。VOLTAIREのシステムがうまく稼働すれば、企業家や開発者がCardanoブロックチェーンを用いたアプリやサービスを開発しやすくなり、さらにCardanoが普及することになります。
課題点としては、Catalystは原則的にアイデア一覧が英語で表示されており、またアイデア一覧を見るのも一覧で比較することができません。またIdeaScaleにログインをする必要があり、初心者の方へのハードルは決して低いとは言えません。
つたない機械翻訳ではありますが、Aichi/Tokai Stake Poolでは一覧をご準備致しましたので、ぜひ投票の際にご利用いただけると幸いです。また、ぜひIdeaScaleに登録していただき、アイデアの投稿やコメントもしていただけると、Catalystがより身近に感じられるかと思います。

【参考文献】(クリックで転送)
(1)Cardanoロードマップ

ご覧いただきありがとうございました。追記・訂正などありましたら、以下のコメント欄もしくはDMやお問い合わせフォームから連絡をお願いします。

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