ワシントンDCから近況報告

皆さん、こんにちは。チャールズ・ホスキンソンです。今日はアメリカの暗号通貨の今後を決める重要な場所、ワシントンDCから生放送でお届けしています。

ご存知のように、暗号通貨の規制を取り巻く環境はここ数年で少しずつ変化しています。ワシントンDCにいる行政と法に関わる人々の多くがアメリカにおける暗号通貨の規制、規制強化、規制のあり方の変更の必要性を感じ、それを望むようになりました。

私はコロラドに留まっていては今後何が起こるか、どこへ向かうのかを予測するのは難しいと感じました。そこで仲間と共にワシントンDCへ行くことを決めました。この1週間、ロビー団体や支援団体に会い、イベントに参加し、議会スタッフや上院のスタッフなどに会い、物事の進展や現在進行中の立法措置について理解を深めようと精一杯のことをやりました。

私は暗号通貨業界として前進するためには次の3つのことが必要だと考えています。1つ目は、分散化について一貫した定義を持つことです。業界に8000を超えるプロジェクトが存在し、それぞれが分散化を主張しているにも拘わらず、その主張を検証する根拠がなく、その主張の責任を問うこともできない現状は良くありません。

2つ目は暗号通貨に消費者保護や消費者権利章典という概念を持たせることです。このような権利はシステム全体の憲法プロセスやユーザー同意書を通じて、システムの設計に明示されるべきです。

3つ目は、市場にある国境を越えた考え方を議論に取り入れることです。アメリカは暗号通貨分野全体に適用できる普遍的な原則や概念をどのように構築するかについて議論するような、またとない機会に恵まれていることを認識すべきです。

私達が会った議員の多くは暗号通貨というテーマについて「もっと情報を得たい」、「もっとよく学びたいという」姿勢で好意的な印象を受けました。また、ワシントンDCにいる政府関係者の中の暗号通貨支持者の数が予想より多かったことは驚きでした。

今後6カ月から12カ月で最も規制される可能性が高いコインは特定の資産を担保とするステーブルコインだと思います。アルゴリズム型ステーブルコインをどう扱うかという議論もあるはずです。

カルダノ・コミュニティの強みは、常に一緒に行動し、自分たちの仕事を見せることができる能力と実績です。これからもコミュニティとしてガバナンスの実験を続けていきます。カルダノで行っていることは技術的な品質向上だけではありません。暗号通貨の社会的要素に大きく関わっています。皆さんはプロトコルの構築に参加しているだけでなく、デジタル政府の構築に参加してしているのです。どのように物事を変えるかについての決定がトップではなく、ホルダーによって為されるというのは特徴的な性質です。アメリカ政府はエコシステムの私達から学ぶことがたくさんあると思います。

今回の旅は生産的で私はかなり満足しています。残念な出来事を一つだけ挙げるとすれば、ビットコイン・コミュニティの一部のメンバーがプルーフ・オブ・ステーク(PoS)の暗号通貨を全面的に禁止する文言を法案に書き込むよう議員に積極的に働きかけていることを知ったことです。エコシステム間に政治的、技術的、金銭的な動機の違いがあっても、業界全体で協力しなければ業界の正当化と安定化という目的を達成することはできないでしょう。分裂は業界の崩壊を意味します。ですから、私は自分の役割を果たすつもりです。皆さんも自分の役割を果たしてください。

どこよりも、親しみやすい説明で。

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