カルダノ360(2月):中間アップデート
こんにちは。ティム・ハリソンです。カルダノ360イベントへようこそ。最新のカルダノの開発状況をご報告します。
2022年は2月末、6月末、10月末にメジャーリリースの日程が決まっています。これらのリリースはネットワークパフォーマンスの向上に焦点を当てています。また、スマートコントラクトの提供に関してもより充実させることを目指しています。スマートコントラクトのエコシステム、インフラ、テストツールなど、Dapps開発者やコミュニティが新しいアプリケーションを構築する際に使用する様々な要素を改善していきたいと考えています。皆さんには2月末のリリースで技術的な詳細をお伝えします。
★ウォレットのインフラ
フロントエンド製品の機能を向上させるためにインフラの改善を検討しています。2月末にマルチシグネチャー用のインフラ機能を導入します。これは、当事者が複数の署名を使って取引を完了できるようにするものです。使用用途としては取引、投票、契約やその他の可能性の検証が挙げられます。マルチシグネチャー用のインフラ機能の改善に加えて、リーダーシップ・スケジュールによる報告機能も導入しました。これにより、どのSPOが次にブロックを生成するかを実際に把握することができ、それを報告することができます。これは今後Dapps開発者がどのようなトランザクションが処理されているかを確認するのに役立ちます。
★分散化パラメータ
分散化パラメータについてかなり激しい議論が行われています。先日、私達IOHKの職員と約250人のSPOが集まって電話会議を行いました。これほど多くのSPOと同時に話をしたのは初めてのことで本当に勉強になりました。分散化パラメータについてコミュニティから懸念が出ていることが把握できました。フィードバックを元に、今後数週間以内にこれらのパラメータについて何をすべきかを明確化させる予定です。
★Hydraヘッド
HydraヘッドはコアHydraファミリーの最初のプロトコルの一つです。私達はこれをコミュニティにできるだけ役立つものにしたいと考えています。Hydraヘッドは誰でも実行できるものです。SPOだけに限りません。例えば、Dedalusウォレット・ユーザー、ライトウォレット・プロバイダー、サービス・プロバイダーなどです。
※Hydraについては以下をクリック
2021.06.04
Hydra
HydraCardanoの処理能力を大幅に向上するデータ形式 現状の問題点 暗号資産とブロックチェーンが世界に広がるにつれて、使用者・使用用途は増えていくでしょう。たくさんの取引データによって、ブロックに書き込めるデータの容量の限界を超えてしまうと、送金スピードが遅くなってしまいます。このような...
さて、今月のカルダノ360イベントもご覧頂きありがとうございました。またすぐにお会いしましょう。
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