ワシントンDC訪問レポート

皆さん、こんにちは。チャールズ・ホスキンソンです。暖かい日差しの降り注ぐコロラドから生放送でお届けしています。今日は2022年10月13日です。私は訪問先のワシントンDCから帰ってきたところです。アメリカでの暗号通貨の法規制への取り組みがどこまで進んでいるのか気になる方も多いと思います。今回の動画では暗号通貨の規制の現状と2023年の展望をお話しします。

ワシントンDCに訪れた理由の一つがFinTech(フィンテック)イベントで講演を行うことでした。このイベントはCFTC(米商品先物取引委員会)、SEC(米証券取引委員会)、司法省などの規制当局、議員が一同に介し暗号通貨規制について話し合う場でした。講演後にスイス大使館が開いた食事会に招かれました。美味しい食事を囲んで駐米のスイス大使や規制当局の委員達と会話をする機会がありました。色々な人と話して新鮮な情報を沢山仕入れることができました。

アメリカ国民でない方のために説明しますが、11月8日、アメリカで中間選挙と呼ばれるものがあります。上院の約3分の1に当たる34席と、下院の全435議席が改選されます。今のところ、下院を共和党が制する可能性が非常に高いです。共和党は何らかの形で暗号通貨に関する法案を成立させようとしています。

中間選挙が予想通りになった場合、2023年に暗号通貨の規制法案が成立すると考えられるます。法案はCFTCに暗号通貨を規制する権限を与えることになり、少なくともステーブルコインが規制の対象になります。

規制法案が成立する前に解決しなければならない問題があります。「何を基準に十分に分散化されていると判断するのか」ということです。分散化を図る基準を設けることは「商品」か「証券」かを決める上で大変重要です。これについては現在さまざまな議論がなされています。

カルダノは「分散化インデックス」の提案を目指しています。エジンバラ大学の協力を得て11月に大学内にラボを開設する予定です。ラボではビットコインからカルダノまで、各暗号通貨の分散化の度合いを測定します。ちなみに、度合い0はMicrosoftのWindowsやAppleのiPhoneのような中央集権的なものです。

暗号通貨は金融資産として見られる傾向があります。しかし、実際には暗号通貨のブロックチェーン技術はそれ以上の意味を持っています。例えば、通信網、サプライチェーン、投票システム、医療記録、国家のIDシステムなどです。これらは従来の銀行や規制対象の金融機関とは関係がありません。私は暗号通貨が1つのことだけを行うのではないことを人々が理解し、議論の幅が広がることを望んでいます。

どこよりも、親しみやすい説明で。

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