暗号通貨が気候エネルギーへ与える影響、ホワイトハウスの報告書について
みなさん、こんにちは。チャールズ・ホスキンソンです。暖かい日差しの降り注ぐコロラドから生放送でお届けしています。今日は2022年9月8日です。ホワイトハウスがアメリカにおける暗号通貨が気候エネルギーへ与える影響に関する報告書を発表しました。今回の動画ではその報告書の内容を皆さんと共有したいと思います。
報告書の内容はこちら↓
https://www.whitehouse.gov/wp-content/uploads/2022/09/09-2022-Crypto-Assets-and-Climate-Report.pdf
報告書の2ページ目の冒頭に2022年3月9日、バイデン大統領が大統領令14067に署名したと書かれています。引用を読み上げます。「暗号通貨の責任ある開発を確実にする」、「気候変動に配慮した責任ある暗号通貨の開発を支援する」、「ブロックチェーン技術が国内外の気候変動への取り組みを阻害または促進する可能性を検討する」、「ブロックチェーン技術が気候エネルギーに与える影響を執行委員会が評価・報告した」などがありました。
バイデン政権のような政治的手腕に長けた政権には注意が必要です。このような政権は非常に重要なことを官僚主導で決定し一般の国民が目にする機会のない文書に埋没させてしまう傾向があるからです。この手の報告書は大多数のアメリカ国民が見ることも、関心を持つこともないものです。お気づきでしょうか?Proof of Stake(PoS)の代表格としてカルダノという名前が5回も言及されています。しかし、皆さんはこの事実を知らずに過ごしていた可能性が高いです。
7ページ目に書かれていることは暗号通貨業界の人間ならとんでもないと言いたくなる内容です。ブロックチェーン技術の責任ある開発とは「環境正義」に対応したものであるべきだと言うのです。特に温室効果ガス排出量(GHG排出量)への配慮を求めています。また、環境パフォーマンス基準を策定する必要があるとも書かれています。主導権を握っているのは政府です。今後議会がマイニングのためのエネルギー集約度の高いコンセンサスメカニズムの使用を制限または排除するための法案を検討するかもしれません。
政府はブロックチェーン技術者が基本的に遵守できないような基準を作ることで、ビットコインという世界で最も価値のある暗号通貨を禁止しようとしています。ただ、私達カルダノは暗号通貨が政府からいつかこのような戦いを挑まれるだろうと予測していました。そのために開発したのが「Ofelimous」、Proof of Useful Work(PoUW)という新プロトコルです。私はビットコインがこのプロトコルを採用することを推奨します。
※OfelimosについてはIOHKのブログを参照↓
バイデン政権や世界中の多くの政党が暗号通貨の評価に二酸化炭素排出量を用いていること、エネルギー消費を最小限に抑える事を重要視していることは明白です。これはProof of Stake(PoS)であるカルダノが、エネルギー排出量の面で、Proof of Work(PoW)に対して大きな優位性を持っていることを表しています。
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