Dappsについて

皆さん、こんにちは。チャールズ・ホスキンソンです。暖かい日差しの降り注ぐコロラドから生放送でお届けしています。今日は2021年12月2日(アメリカ時間)です。今回はDappsに関するビデオを作りたいと思います。

まずはDapps認証についてお話しましょう。ご存知の方も多いと思いますが、私たちが注力していることの一つは「認証されたDappsとそうでないDappsを区別する方法を作る」ことです。Dapps認証とは何か?これはとても興味深い質問です。なぜなら、Dapps認証には実に幅広い定義があるからです。カルダノ社内では、未認証レベル、レベル1、レベル2、レベル3という4つのレベルに集約しようとしています。今後開催予定のマイクロサミットでDapps認証に関心のある人達を集めて議論をしようと考えています。

Dapps認証はなぜ重要なのでしょうか?それは毎日のようにハッキングやセキュリティ上の問題が発生し、お金と信頼が失われているからです。他のエコシステムでは分散化を言い訳にして質の低さを隠蔽しているように見えますが、カルダノ・エコシステムでは105億ドルもの損失を出したくありません。私達がやりたいのは、アプリストアでカルダノのアプリケーションを利用するユーザーが、アプリケーションのメタデータを見ればどの程度の精査を受けているのか、品質管理を受けているのかが分かるような環境を作ることです。私達は可能な限り透明性が高くオープンなプロセスにしたいと考えています。

カルダノでは来年リリース予定の独自のライトウォレットに搭載するためのDappsストアを構築しています。このDappsストアに入るために承認プロセスはありません。その代わり、カルダノのブロックチェーンにアプリを埋め込むための基準が設けられます。アプリの登録はトランザクションとして扱われます。そして、登録されたすべてのアプリは認証されたものも認証されていないものもそのDappsストアに掲載されます。ただ、掲載されるアプリの表示方法は認証レベルによって異なります。認証されていないアプリは情報が乏しくまとめて同じ場所に表示されます。これはブロックチェーン上の生データに過ぎません。認証されたものはまとめて別の場所に表示されます。認証されたアプリには多くのメタデータが提供されます。

私は定期的に「このDappsはいつ出るのか?」という質問を受けます。皆さんに理解して頂きたいのはカルダノ・エコシステムは巨大だということです。CardanoCubeのウェブサイトにアクセスすると100以上のアプリがカルダノ上で構築・ローンチを目指していて、それぞれのプロジェクトの中には多くの人が働いています。カルダノはほとんどの場合これらのプロジェクトと商業的な関係を持っていません。関係を持っている場合は、そのプロジェクトが展開しているコードが問題ないかどうかを確認するための支援やカタリスト・ファンドを通じた少額の出資程度です。私達は展開されているプロジェクトの司令塔ではないので日付は分かりませんし誰も教えてくれません。

SundaeSwapが12月5日にテストネットを開始するとアナウンスしました。すると、私のTwitterや社員が運営するサポートチャンネルやフォーラムに「SundaeSwapはいつ開始されるのか?」という質問が飛んできました。実際に私達はSundaeSwapをサポートするようないくつかの共同開発を行いました。しかし、協力したからといってそのプロジェクトチームからいつローンチされるのかという情報が追加で与えられるわけではありません。私や社員に聞いても何も得られないし何もできません。

とはいえ、数々のDEXが取引されようとしていることに私達はカルダノの大きな進歩を感じます。彼らは間違いなく非常に速く成長しています。現在、SundaeSwapやMELDなどで行われていることはPABのテストネット版を使ってソフトウェアを構築していることです。これらのプロジェクトはベンチャー企業でありビジネスを成長させたいと考えています。テストネットからメインネットへの移行を安心して行えるようにしています。そのため、それぞれのプロジェクトが異なるタイムラインで動いています。非常に早いものもあれば、大量生産を想定しているためより慎重な姿勢をとっているものもあります。私達の考えでは、今年の残りの期間から来年の第一四半期末までに少なくとも1つ以上のDEXが登場するでしょう。

私達はとてもエキサイティングでワイルドな時代を生きています。同時に、私達は非常に不誠実な暗号メディアと信じられないほど悪いソーシャルメディアの時代に生きていることを自覚しなくてはなりません。Dappsを例にすると、今後膨大な量の誤報やFUD(悪い噂)などが出てくるでしょう。まずは自分で調べることが大切です。情報をすぐに鵜呑みにしないことです。

これはネガティブな面だけではなくポジティブな面にも言えることです。Dappsの開発者にはカルダノが証拠に基づいたソフトウェア開発をしているのと同じように、証拠に基づいたデータ、ペーパー、コードを示すなどの基準を課す必要があります。つまり、安全だと言われたら安全だという根拠は何か、性能が良いと言われたら性能データを見せられるのかと問いかけなければなりません。良いニュースは、私達が関わってきたプロジェクトのほとんどが非常にオープンな姿勢でいることです。外部と協力したり情報を共有したりすることに好意的です。

カルダノが責任を持ってやることではありませんが、私達には自分達のプラットフォーム上の物事がコミュニティに適切に伝えられるようにするという道義的な義務があると感じています。そのため、コミュニティとDappsのエコシステムを担当するためにフルタイムのマーケティング担当者を7名採用しました。カルダノ財団にも同じことをしてもらえたらと願っています。繰り返しになりますが、不誠実な暗号メディアや悪いソーシャルメディアのせいでカルダノのプラットフォームを悪く言う動きがあると思います。しかし、私達はそのようなことで意気消沈したり意欲を失ったりしてはいけません。 それでは素敵な12月をお過ごしください。またお会いしましょう。

心に残る翻訳を目指しています

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