カルダノ360(11月):スピーチbyジョン・オコナー
こんにちは。アフリカ事業担当ディレクター、ジョン・オコナーです。今日はお招き頂きありがとうございます。アフリカツアーについて主なハイライトをお話しします。本当は2時間くらいないとお話しし切れないところですが、時間も限られていますので簡単な概要でお許しください。
アフリカーツアーでは6ヵ国を周ってきました。1ヵ国目は南アフリカ(ケープタウン)です。ケープタウンでは南アフリカに拠点を置く多くの民間企業に会いました。中には大企業も含まれています。中央銀行、証券取引所、携帯電話のブラウザなどにも話を聞きに行きました。私達は2つか3つの非常にエキサイティングな取引のチャンスを掴みました。成立すれば1億から1億4,000万人規模のユーザーを獲得できる可能性があります。
2ヵ国目はタンザニア(ザンジバル)です。World Mobileチームと合流しました。World Mobileは自身のトークンをカルダノのネイティブ・アセットにさせた最初のプロジェクトのひとつです。彼らはアフリカ大陸全体に分散型のモバイル・メッシュ・ネットワーキングを構築するための資金調達に成功しました。私達カルダノチーム一行はWorld Mobileプロジェクトのローンチ場所であるザンジバルで彼らが構築した初期インフラの一部を見学することができました。チャールズが携帯電話用の電柱に登っている写真をご覧になった方もいるのではないでしょうか?
3ヵ国目はブルンジです。ブルンジでは大統領に会い、政府全体へのデジタルIDの導入について5つほどの省庁の高官と会談を行いました。ブルンジでは来年選挙に向けて国勢調査が行われます。私達は選挙のための有権者登録などにAtala PRISMを導入できないかといったことを提案しました。
4ヵ国目はエチオピアです。エチオピアでは教育省の担当者とカルダノが現地で採用したスタッフと時間を共にし、新しい教育大臣にプレゼンテーションを行いました。デジタルIDを500万人の学生に導入するプログラムは来月から開始される予定です。また、デジタルIDに関連してエチオピアでの新たな可能性についても検討しています。
5ヵ国目はケニアです。ケニアは私達が「RealFi」ソリューションを提供する最初の国になります。ケニアでは資本調達に苦労していますが大きなチャンスがあります。私達はデフォルト率(一定の期間内に貸出先からの返済が滞る割合)が低い中小企業を対象に融資を行うことを考えています。
6ヵ国目はエジプトです。エジプト滞在中はチャールズの誕生日があったりして、少しだけのんびり過ごせました。
このように、1ヶ月間のアフリカツアーでは、さまざまな国、さまざまなパートナーシップが目まぐるしく変化しました。ツアー中にこなしたミーティングは約80件です。1日平均2、3回のミーティングを行いました。
皆さんに特に強調したい事があります。私達はプロジェクトを国ごとに考えている訳ではありません。企業パートナー、民間パートナー、政府機関、非政府機関のパートナーと協力し、あらゆるものを融合させています。1つの国の政府と協力して1つのプロジェクトを遂行するという初期モデルから製品会社としての考え方にシフトし始めているということです。
アフリカ大陸でよく見られる問題に資本へのアクセスが非常に低いことが挙げられます。例えばケニアです。ケニアでは成功しているビジネスでも高額な融資を受けています。私達はカルダノの流動性を活用してADAを保有している人々が非常に魅力的な金利で融資を受けることができるようにしたいと考えています。ライトウォレットを使って「ADAを貸す」というボタンをクリックすることができるとします。すると、そこにはDappsのようなものが置かれていて融資条件や過去の実績が表示されます。カルダノが構築しているDeFiレールではこれをRealFiと呼んでいます。
最後に、今回のツアーでアフリカファンドの規模を拡大できる可能性があるということが分かりました。先行して投入した600万ドルのファンドを10倍以上の規模に拡大することができました。この成果はアフリカの企業にとって次のユニコーンになるための強力な起爆剤になることでしょう。アフリカ大陸のあらゆる国で新しい事業体が誕生し、誰もが驚くような規模の企業が20ヵ国から30ヵ国で、しかもカルダノ空間から誕生する未来が訪れるはずです。
[…] 2021/11/26 Cardano360 John O’Connorによるアフリカツアーの最新情報 […]