市場についての考え、エコシステム

皆さん、こんにちは。チャールズ・ホスキンソンです。暖かい日差しが降り注ぐコロラドより生放送でお届けしています。本日は2021年5月29日の土曜日です。来週はアメリカ最大のビットコイン・カンファレンスへの参加が控えています。私はビットコイン・エデュケーション・プロジェクトを代表して参加します。

気づいている方も多いと思いますが、暗号通貨市場が少しずつ下降トレンドに入り始めています。私は長い間市場の動向をほぼ無視してきました。なぜなら、市場はマクロで非常にイライラさせられるからです。ビットコインの価格が上がれば皆の気持ちが上がり、ビットコインの価格が下がれば皆の気持ちも下がる。この業界はこのような状態がずっと繰り返されています。

しかし、2020年~2021年は非常に興味深いものでした。というのも、逆サイクルの動きが初めて顕著に見られたからです。ビットコインドミナンス(すべてのコインの時価総額に対するビットコインの時価総額の割合)は、私が最後に確認したときには43%まで下がっていました。これは他の全てのコインに対するビットコインの所有率を意味します。

▲ビットコインドミナンスのグラフ(https://jp.tradingview.com/symbols/CRYPTOCAP-BTC.D/より引用)

つまり、機関投資家の好みが一方的にビットコインではないことが明らかになりました。また、人々がプルーフ・オブ・ステーク(POS)とプルーフ・オブ・ワーク(POW)を区別し始めているようで、物事の分離が始まっています。

カルダノが成し遂げようとしているのは、何十億ものトランザクションを処理し、何兆ドルもの価値を生み出す素晴らしいエンジンを構築することです。私たちはプログラムが可能な金融の未来を切り拓こうとしています。私達が構築する金融システムは社会的になり、機関になり、フォーチュン500(アフリカや中東の発展途上国への進出を目指す企業500社)に導入され、いつかは国家をも動かすことになるでしょう。避けられない現実です。マイナス金利なんて狂っています。ハイパー・インフレーション、大規模な赤字支出、責任逃れをする銀行、膨大な数の汚職等々。こんなの、誰かが癌は体に良いと言っているようなものです。狂気の沙汰としか言いようがありません。

現在の金融業界全体には必然性があり成熟も見られますが、周辺部には大量の人々が流入しています。こみ上げる悔しさや怒りから来た人もいれば、これこそが次の大きな流れだと信じて来た人もいます。

市場の多様性、分布、活気、ボラティリティーは、今後10年の間に暗号資産が過去100年間の中央銀行の金融政策より進歩することを表しています。従来のレガシーな中央銀行は消えていきます。今後10年で暗号通貨ベースの富の移動がより多くなるでしょう。今後10年で多くが革新的に自動化され、法律は開かれ、規制は見直されるでしょう。今後10年で20億人の人々が世界の金融システムに参入して来ます。その大半は暗号通貨の領域からもたらされるでしょう。

私はカルダノが提唱する新たな金融システムが業界にとって過去最高のものだと確信しています。私たちが主導権を握る世界では人々は自身の経済生活をどのように送るかを選択することが出来ます。次の12カ月から24カ月で第3世代のプロトコルがすべて目を覚まし世界のDNAを根本から変えます。私たちが進んでいる方向は、皆さん一人ひとりのおかげでより良い世界に向いています。

それでは、素敵な週末をお過ごしください。ご視聴ありがとうございました。

心に残る翻訳を目指しています

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