スノーデン、プライバシー、殉教者

皆さん、こんにちは。チャールズ・ホスキンソンです。いつも暖かい日差しの降り注ぐコロラドから生放送でお届けしています。今日は2022年12月7日です。

今日はエドワード・スノーデン(Edward Snowden)氏をテーマに話をしたいと思います。私はよくスノーデン氏についてどう思うかと聞かれます。人々は忠実なリバタリアン(自由主義者)である私の考えが気になるようです。

私は忠実なリバタリアンであり、長年に渡り、プライバシー保護と、国家(アメリカ政府)が個人の自由を侵害する能力を制限することを呼びかけてきました。人は結社、商業、表現の自由が約束されていなければなりません。アメリカ政府のソーシャルメディアとの共謀や、ヘイトスピーチ運動などは、権力者が自分達にとって不都合な思想や表現を敵と定義して統制しようとする政治的な試みです。

スノーデン氏はこう言いました。私は「道徳的な立場を取ってアメリカの諜報機関で起きている真実を世界に伝えるんだ」と。そして、彼は実際にそれを実行しました。もちろん、秘密保持の宣誓を破り国家の秘密、つまり真実を大衆に訴えようとすれば権力者に逮捕され、おそらく残りの人生の大半を独房で過ごすことになります。刑務所から出たとしても権力構造に変化がない限り社会的な罰を背負って生きていかなければなりません。亡命を選ぶ人もいれば、殺害されたり失踪する人もいます。スノーデン氏については、彼の行動に賛成する人、反対する人両方がいると思います。ただ一つ確かなのは、彼は自分の大義に生きることを選んだということです。

世界を見渡せばたくさんの宗教的、政治的な殉教者がいます。ネルソン・マンデラ(南アフリカの元大統領)やキング牧師(アメリカの公民権運動の指導者)は特に有名です。彼らが尊敬される理由は自分の身の安全を犠牲にしてでも権力に真実を伝える行動を起こしたからです。

私は「プライバシーが欲しい」と言う自由主義者に怒りを覚えることがあります。なぜなら、プライバシー保護運動の中に偽善が存在するからです。本当のプライバシーがどのようなものなのかほとんどの人は知らないでしょう。あなたはSNSを使用していますか?あなたは携帯電話を持ち歩いていますか?答えがイエスなら、あなたは毎日マイクとカメラに囲まれた生活をしていて、あなたの情報は全て管理されています。あなたはプライバシーが欲しいと言いながら、結局は自分が戦っているものそのものにダメージを与えてしまっているのです。

技術が進歩したにも関わらずプライバシーを保護するための規制や管理はあまり行われていません。私がブロックチェーン業界に入った理由の1つは、ブロックチェーンが真実を保証してくれる唯一の規制機能だからです。私達は道徳的に破綻している金融機関を信用することはできません。指導者も信用できないし、指導者を受け入れるプロセス自体も信用できません。

ブロックチェーン業界の人間が毎日一生懸命にソフトウェアを書き、戦っているのはこれ以上の殉教者を出すことを止めるためです。自分でコントロールすることがどんどん少なくなっていく世界にノーを突きつけ、プライバシーを取り戻し、自分の人生を生きることができるようにするためです。

心に残る翻訳を目指しています

この記事が気に入りましたら、ステーキングの委任はぜひAichi/Tokai Stake Poolへお願いします。
1ADAからでもOKです!励みになります。

関連記事

  • 関連記事
  • おすすめ記事
  • 特集記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

TOP