SecondFiのトラブルについて、2026年8月20日にSecondFiアカウントから移行ツールのリリースがありました。移行ツールの使い方と使用感について共有いたします。

※内容には細心の注意を払っていますが、最終的な対応や判断について責任を負うものではありません。最新の公式情報もあわせてご確認ください。

【上記要約】
概要
SecondFiアプリ内で「ウォレット移行ツール」の提供が開始されました。これはSecondFi上にまだCardano資産を保有しているユーザー向けのツールで、保有資産を新しく作成したCardanoウォレットの送金先アドレスへ移動させるものです。SecondFiはサービス終了(winding down)に向かっているため、インシデントの被害有無にかかわらず、残高がある全ユーザーに移行が推奨されています。
インシデントで資産を失ったユーザーへ
ウォレットが空になった被害者が待っている「資産回収ツール」は別物で、9月に提供予定。なお、移行を行ってもクレーム(補償請求)には影響しません。
移行ツールの内容
・ADA、ネイティブトークン、NFTを含むCardano資産全体を、ユーザーが選んだプロバイダーの新規ウォレットへ移動
・Bitdefenderによる監査済み
事前準備
新しいCardanoウォレットを作成し、送金先アドレスを用意(ハードウェアウォレット推奨)
仕組み
・技術的な処理は自動化されている
・ADAがステーキング中の場合は自動的にアンステークされ全額移動可能に
・これに伴いDRep委任も解除されるため、新ウォレットから再委任が必要
・ウォレットは1つずつ移行する必要あり
重要な注意点
ブロックチェーン上の送金は署名・送信後は取り消し不可
送金先アドレスは要確認(必ず自分が管理するウォレットへ。取引所の入金アドレスへは送らない)
移行対象はCardano資産のみ(それ以外の資産は別途移動が必要)
元のウォレットやアプリ自体は削除しないこと
詳細なFAQは(https://kb.secondfi.io/en/article/secondfiyoroi-wallet-migration-faq-1nws9lo/)に掲載されています。

事前準備

Lace、Eternl、VESPRなどの他のウォレットで新規ウォレットを作成し、アドレスを1つコピーしておきます。ここでは作成手順については省略します。

ツールの使い方

1.SecondFiアプリを起動すると、規約画面が出てきます。下にスクロールして、
「I have read and accept…」をチェックして「Appcept」。

【規約(要約)】
基本的な位置づけ
SecondFiはウォレット、DeFiプロトコル、RWA(現実資産)、カード決済などにアクセスするための「非カストディアル(自己管理型)」なインターフェースであり、銀行・取引所・ブローカー・カストディアン・投資助言業者のいずれでもありません。「アカウント」「残高」などの表現は便宜的なものに過ぎず、資産は常にユーザー自身(または選んだウォレットプロバイダー)が管理します。
主な機能(Save / Invest / Trade / Spend)
Save:セルフカストディ・ウォレットの作成・管理
Invest:ステーキングやRWAへのアクセス(利回りは保証なし)
Trade:DEX等を通じたスワップ/取引のルーティング(SecondFi自体は取引の当事者にならない)
Spend:第三者発行のカード・決済サービスとの連携(規約・責任は発行者側)
いずれも実行主体は第三者プロトコル/プロバイダーであり、SecondFiは仲介・保管・執行を行わないとされています。
ユーザーの責任
秘密鍵・シードフレーズ等の管理
送金先アドレスの完全な確認(アドレスポイズニング等への注意)
Travel Rule(移転情報)対応、税務申告、適用法令の遵守
18歳以上であること、制裁対象でないこと等の適格性要件
リスクに関する開示
ブロックチェーン取引は原則不可逆
スマートコントラクトの脆弱性、フォーク、オラクル障害、清算(リクイデーション)リスクなど多数のリスクを列挙
監査済みであっても安全性を保証しない
ステーブルコインのデペッグ・流動性リスクにも言及
免責・責任制限
サービスは「現状有姿(as is)」で提供され、稼働・エラーフリー・利回り達成等は保証しない
間接損害・逸失利益等は原則免責
SecondFiの累積責任は、直近12か月の支払手数料または米ドル10,000ドルのいずれか高い方を上限(死亡・傷害、重過失・詐欺による責任等、法律上除外できないものを除く)
紛争解決・準拠法
準拠法はシンガポール法
紛争はICC仲裁規則に基づき、仲裁地は東京(シンガポール)、言語は英語で解決
クラスアクション等の集団訴訟は不可、個別紛争として扱う
その他
規約はSecondFiが随時改定可能で、継続利用をもって同意とみなす
マーケティング資料やFAQ等と本規約に矛盾がある場合は本規約が優先
英語版と翻訳版に矛盾がある場合は英語版が優先

2.各種通知が表示されます。下までスクロールして、チェックを打って「Continue」。

【通知(要約)】
要約
SecondFiはサービスを終了(shut down)するため、ユーザーは自身が管理するウォレットへ資産を移す必要があります。期限までに移行しない場合、資産へ恒久的にアクセスできなくなる可能性があります。該当するユーザーへの具体的な対応事項として、「Cardanoウォレット残高の移行」が案内されています。ADAおよびCardanoのネイティブアセットを保有している場合、「Migrate Cardano Wallet Balance(Cardanoウォレット残高移行)」を実行し、他プロバイダーで新規作成した自己管理ウォレットへ安全に資産を移す必要があります。なお、対象ウォレットがステーキング中の場合、移行によって自動的にアンステークされ、ステークプールおよびDRep(ガバナンス)への委任が無効になります。そのため、移行後は新しい送金先ウォレットから改めて委任を行う必要があります。

3.移行についての項目が出てきます。画面中央の「Migrate Cardano Wallet Now」をクリック。

4.赤枠部分に新ウォレットのアドレスを入力、チェックマークを付けてContinue。

【要約】
これはCardanoウォレット移行時の送金先アドレス入力画面です。ADAとCardanoネイティブアセットの移行先ウォレットアドレスを入力してください。ハードウェアウォレットの使用が最も安全です。移行後も、資産回収に必要となる可能性があるため、元のSecondFiウォレットとアプリ自体は削除しないでください。複数ウォレットがある場合は、この手順を1つずつ繰り返す必要があります。
入力欄には有効なCardanoアドレス(「addr1」で始まるもの)を貼り付ける必要があり、アドレスが誤っている場合、取引所のアドレスである場合、または自分が管理していないウォレットである場合、資産を失う可能性があります。ブロックチェーン送金は署名・送信後は取り消せないため、実行前にアドレスを再確認してください。最後に、「アドレスを確認済みであり、自分が管理するCardanoウォレットであること、取引所のアドレスではないこと、そして送金の全責任を自分が負うこと」に同意します。

5.旧ウォレットの送金パスワードを入力し、トランザクションを送信します。送信後、完了画面が出てきます。

トランザクション送信中

トランザクション完了

6.以上で移行が行われます。ADA,他トークン,NFTなどが一斉に新ウォレットへ移動するはずです。お疲れさまでした。

注意:
旧ウォレットのADAは0ADAと表示されるはずです。もしなっていない場合は、SecondFiアプリをいったん終了し、再度起動をしてください。
ステーキングの委任やガバナンスのDRepの委任などは改めてウォレットから行ってください。
詐欺などには十分ご注意ください。

使用感

移行自体はスムーズに行えました。少額ですが、Aichiがテスト確認済みです。ADA、アセット、NFTが移行されました。ただ、大量のADAを移動するのも緊張するので、移動前に最新の情報をチェックし、トラブルが無いかどうかだけご確認ください。

どこよりも、親しみやすい説明で。

この記事が気に入りましたら、ステーキングの委任はぜひAichi/Tokai Stake Poolへお願いします。
1ADAからでもOKです!励みになります。

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