チャールズ・ホスキンソンが337ページのZK解説書を公開
はじめに:ZK(Zero-knowledge:ゼロ知識証明)とは?
自分の持っている情報を提示することなく特定の文章が真実であることを証明する方法。
例えば自分のIDを提示することなく20歳以上であることを提示する、健康保険に加入するときに自分の既存の症状をすべての病歴を伝えなくても病状の『存在』だけを証明するなど。詳しくは
Midnightのゼロ知識証明の解説ページを参照してください。
https://midnight.network/blog/zero-knowledge-demystified
Cardano創設者のチャールズ・ホスキンソン氏が、ZKを体系的に理解するための337ページに及ぶ技術書を公開しました。本書はCreative Commonsライセンスで提供されており、誰でも無料で閲覧・共有・商用利用が可能です。
GitHubからダウンロードできます。(右のReleasesの部分をクリック)
https://github.com/CharlesHoskinson/sevenlayer
Contents
■なぜZKの本を書いたのか
チャールズ氏は、ZKやZK暗号に関する理解がコミュニティ全体で不足していると感じ、そのギャップを埋めるために本書を執筆したと説明しています。数ヶ月にわたり週末を中心に執筆を続け、今回の初版(v1.0.1)が完成しました。
■ZKを理解するための「7層モデル」
本書の中心となるのが、ZKシステムを理解するための7層モデルです。このモデルは、ZKシステムを構造的に把握するためのフレームワークとして機能します。
■7層モデルの概要(ここが本の最も大事な所)
・トラステッドセットアップ(ZKを使う前に1度だけ行う秘密の初期設定)
・言語(Languages)
・証人(Witnesses)
・算術化(Arithmetization)
・証明システム(Proof Systems)
・暗号(Cryptography)
・検証環境(Verification Environment)
この7層を理解することで、あらゆるZKシステムを比較・分析できるようになります。
■Midnightなど最新技術も網羅
本書では、ZKの基礎だけでなく、最新のZK技術についても詳しく解説されています。
取り上げられている主な技術
・Kachina(Midnightが採用)
・ZEXE(Aleoが採用)
・ZKVM(複数のアーキテクチャを比較)
・Stark → Snark パイプライン
Midnightについては専用の10ページの章(Chapter 12)が設けられており、プライベートスマートコントラクトの仕組みを理解する上で役立つ内容になっています。
■50本以上の重要論文を収録した参考文献
巻末には、ZK分野の主要な研究論文が50本以上まとめられています。
ZKを深く学びたい人にとって、非常に価値の高いリストです。
■今後のアップデート予定
チャールズ氏は、今後も週末を中心に本書を更新していく予定だと述べています。
追加予定のテーマは以下の通りです。
・マルチパーティ計算(MPC)
・Trusted Execution Environment(TEE)
・準同型暗号(Homomorphic Encryption)
・Nightstreamや数学的基礎の追加解説
■まとめ:ZKとMidnightを理解するための必読書
今回公開された337ページの技術書は、ZKの基礎から最新技術までを体系的に理解できる非常に貴重な資料です。
Midnightの仕組みを知りたい人、ZK技術を深く学びたい人にとって、必ず役立つ内容となっています。
Creative Commonsライセンス(一定の条件で自由に利用して良い)のため、誰でも自由に共有できる点も大きな魅力です。ZKやMidnightに興味がある方は、ぜひ一度目を通してみてください。
※最後までお読みいただきありがとうございました。可能な限り正確にまとめていますが、AI要約のため誤りが含まれる場合があります。ご了承ください。
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