ドバイ・サプライズAMA
皆さん、こんにちは。チャールズ・ホスキンソンです。乾いた砂漠の都市ドバイから生放送でお届けしています。今日は2022年3月26日(アメリカ時間)です。ドバイにはバイナンスのイベントに参加するために来ています。こちらでの様子を写真に撮って随時ツイートします。それでは、皆さんの質問に答えて行きましょう。
Q. 今日の動画は映像が見にくいです。
A. ドバイの中心部にあるホテルのWi-Fiを使用していますが、私の今居る環境だと残念ながらぼやけてしまうのは仕方のないことです。
Q. Atala Prismが陸運局といった官僚制度に取って代わる可能性はありますか?
A. 答えはイエスです。Atala Prismはクレデンシャル(資格/経歴)管理に非常に適しています。皆さんは色々な資格をお持ちでしょう。多くの人は車の免許を持っているはずです。皆さんが持っている資格が何であれ「誰が発行したのか?」、「有効期限は?」というようなことを全て非常に組織的に一貫した方法で発行できることがブロックチェーン技術全般の特長の1つです。私達がAtala Prismを作った理由もそこにあります。私達はアフリカでクレデンシャル・アライアンスの設立を検討しています。アフリカの最も貧しい人々にアメリカ人が利用しているサービスと同等のサービスを提供することを目標としています。
Q. JavaScriptのコースの開講はどうなりましたか?
A. この質問について知らない方に補足します。私はプログラミングとコンピュータサイエンスの入門コースを無料でオンラインでやりたいと考えていました。ただ、多忙により準備が整っていません。今は兄と共同で進めているバイオテクノロジー事業のスタートアップに力を注いでいます。
Q. プルーフ・オブ・ステーク(POS)以外でどのコンセンサス・メカニズムが有望だと思われますか?
A. 私達が発表した「Minotaur(ミノタウロス)」というマルチリソース・コンセンサス論文は本当に素晴らしい論文だと思います。ミノタウロスは複数のコンセンサス・アルゴリズムのための待機メカニズムを同時に作成する方法を示しています。特記すべき点は、PoWとPoSと他のプルーフを組み合わせることができることです。そうすることで、より平等なシステムを手に入れることができるのです。まだ研究が必要ですが、1つの制御モデルだけでなく、複数の制御モデルと複数のセキュリティ基盤を持つ未来がきます。
Q. 1エポック=5日間は変更されることはあるのでしょうか?
A. あります。「Nakamoto Proof of Stake」という論文でその方法について議論がされています。
Q. Djedのローンチはいつですか?
A. 2022年下半期だと思います。Vasilハードフォークの後です。
Q. Dappsのオープンソースコードのピアレビューはどうなっているのでしょうか?
A. 5月17日から18日にかけて、バルセロナでカルダノのDapps検証に特化したサミットが開催されます。このサミットには多くの著名人を招待する予定です。サミット参加者でDappsが正しく書かれているかどうかをテスト・検証する方法について長期的かつ包括的な戦略を立てられたらと考えています。
Q. マスタリング・カルダノという本の出版はいつですか?
A. ドバイから戻ったらすぐに取り掛かりたい事の一つがマスタリング・カルダノについてのミーティングです。実はこの本の製作に関わっていた人が病気になり別の人を探さなければならなくなりました。出版は来年に持ち越される可能性が高いです。
Q. 拡張UTXOモデル採用のプロジェクトはカルダノとErgoだけですか?
A. いいえ。拡張UTXO・アライアンスというものがあり3つか4つのプロジェクトがあったと記憶しています。
さて、そろそろ出掛ける時間です。皆さん、良い質問をたくさん寄せてくれてありがとうございました。
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