こんにちは。World Mobile Chain(以下、「WMC」と記載)のトークンである WMTX のコアステーキングが復活しました。ここでは、WMTXのコアステーキングを行い、WMCネットワークの基盤を形成しつつ報酬をもらう方法を記載していきます。
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そもそも、コアステーキング(Core Staking)とは?
Cardanoチェーンは、ステークプールオペレーター(StakePoolOperator:通称SPO)という複数のノードオペレーターが存在して委任者が委任先を自分で選択できるような分散型ステーキングのシステムになっています。現段階(2025年4月)のWMCは発展途上であり、ステーキングはできるものの委任先を自分で選択はできません。とはいえ、しっかりとネットワークの安全性と成長が支えられ、また報酬は最大利率年間5%まで獲得できるようになります。将来的にはCardanoチェーンと同じく、アースノードオペレーター(EarthNodeOperator:通称ENO)分散型ステーキングに移行する予定です。
Cardanoチェーンにおけるステーキング方法
早速コアステーキングを行ってみましょう。準備としては、WMTXトークンと数ADA(所有権証明時のためのADAで、最低10ADAほどあれば大丈夫)が存在するウォレットがあれば大丈夫です。
イメージとしては
(1)Vault(WorldMobileChainにおける「ステーキングするウォレット」)の作成…手順1~13
(2)Vaultと自分の保有しているCardanoのアドレスを紐づける…手順14以降
と言った感じです。
なお、WMTXはマルチチェーントークンであり、Cardano以外にもイーサリアムチェーン上にも存在するので、EVMでステーキングも可能です。こちらの方法は記事の末尾にリンクを残しておきますので、そちらをご参照ください。
1.以下のウェブページにアクセスし、真ん中のボタン「Start staking」をクリック。
World Mobile Chain 「Start staking」
https://worldmobile.io/the-chain

クリックすると、画面が下の方にスクロールします。
2.画像赤枠の「Start staking」をクリック。
※右側のEarthNode stakingは分散型ステーキングになったときのステーキング方法です。こちらについてはまだリリースしておりませんので、後日機能が追加されます。

3.右側The Vaultの方にある画面赤枠の「Stake on Cardano」をクリック。
※イーサリアムのBaseチェーン上でステーキングしたい場合は左側のボタンとなります。

4.赤枠部分「Create a new Vault now」をクリック。
※2024年10月以前にステーキングをしていた方も、以前のVaultは利用できません。新しく作る必要がありますので、「Recover your Vault」や「Import existing Vault」をクリックしないでください。

5.【2024年10月以前にステーキングをしていた方のみ】※今回のステーキングが初めての人はとばしてください。
赤枠部分「Delete Vault」をクリックします。(ブラウザのクッキー上からログインデータが削除されます)

6.赤枠部分「Next」をクリックします。

7.画面赤枠部分にメールアドレスを入力し、青枠の「Next」をクリックします。
※2024年10月以前にステーキングをしていた方は、同じメールアドレスが利用可能です。

8.赤枠部分にパスワードを登録する。アルファベットの小文字、大文字、数字、記号を含めて8文字以上。その後青枠「Next」をクリック。
ここで登録したパスワードは忘れないように、どこかに書き留めておいてしてください。

9.シードフレーズが表示されますので、Cardanoのウォレットと同様に書き留めておきます。
※ピンク枠のCopyボタンを押すとクリップボードにコピーされますので、これを利用すると楽に書き留めることができます。
必ず書き留めてから、画面赤枠「Next」をクリックます。手順8で登録したパスワードと同じく重要な情報となります。書き留めたシードフレーズは絶対に他人に公開しないようにしてください。詐欺により資産が無くなる可能性があります。

10.先程書き留めた語群を参照し、ピンク枠に表示されている番号の単語を順にクリックします。下の画面だと7番目、12番目、13番目、21番目の順にクリックします。最後に、赤枠「Next」をクリックします。

11.正しい順序でクリックできると、「Confirmed」と一瞬表示され、ダッシュボードが表示されます。
ざっと見てみると、「Your stake」の欄が「0.000000WMTX」となっていますが正常です(これからVaultとCardanoウォレットを紐づけます)。いったんウィンドウを閉じ、メールボックスを確認します。

12.メールアドレスを認証します。先程登録したメールアドレスにWorld Mobileからメールが届いていますので画面赤枠をクリックします。

13.赤枠に手順8で登録したパスワードを入力し、青枠「Unlock」をクリックします。

14.正しいパスワードを入力すると、手順11と同じダッシュボードにログインできます。
次に、WMTXをステーキングするウォレットアドレスの登録を行います。画面赤枠にCardanoウォレットアドレスを入力し、青枠「Add address」をクリックします(なお、WMTXは後で送信することも可能です)。

15.画面赤枠部分にステーキングするウォレットのアドレスが表示されているので確認します。その後、「Confirm」をクリックします。

16.(緑枠が「ACTIVE」になっている場合はステーキング作業は終わりです。お疲れさまでした。)
画面緑枠が「PENDING」になっている場合、所有権の証明(このウォレットが本当に「あなた自身が操作できるウォレットなのか」を証明する作業)をします。赤枠の部分に登録されたウォレットアドレスが表示されていることを確認します。
その後、「ウォレット自身から、このウォレット自身に」青枠の量のADA(画像では1.664224ADA)を送信してください。
※赤枠部分のコピーボタンを利用すると便利です。
※送金額(画像では1.664224ADA)の他にトランザクション手数料がかかりますが、送金額は自分自身のウォレットに戻ってくるので、結果的にかかる手数料はトランザクション手数料だけとなります。

17.しばらくしてからウェブページを一度「更新」すると緑枠の部分が「ACTIVE」となり、所有権の証明が完了します。これにてステーキングの設定が完了です。
※ウォレット内にはWMTXがきちんと保有されているが、WMTXの保有量が「0.000000WMTX」と表示されている方は、一度ログアウトして再度パスワードを入力してログインしたり、しばらく待ってから「更新」を試してみて下さい。Aichiはしばらく待ってから「更新」をした結果きちんと保有額が反映されました。

お疲れさまでした。楽しいステーキングライフをお送りください。ステーキングの報酬は、毎月1日0:00にスナップショットがとられ、その月にWMTXをきちんと保有していれば次の月(具体的な日付はまだ未公開です…)に報酬が支払われます。また、その月の内はスナップショットを取った日付時点の量よりも保有WMTXが少なくなってはいけないことにご注意ください。つまり、例えばその月の内にWMTXを移動したり少しでも売却してしまうとステーキング報酬がもらえなくなります。このあたりはCardanoと少し異なるルールとなります。
ウォレットの暗号化された情報をダウンロードする
作成したVaultの情報をjson形式でダウンロードすることができます。これは暗号化されており、ファイル単体ではステークの保有量などの情報が分からなくなっています。これは必須ではありませんが、Vaultを他のPCやブラウザで復元したいときにシードフレーズよりも簡単に復元が可能です。
(1)画面右上赤枠をクリックします。

(2)画面赤枠「Export」をクリックします。これでjsonファイルがダウンロードされるので、PCに保存しておきます。USBにも保存しておくと安心です。

Vaultを復元したいとき
上記「Cardanoチェーンにおけるステーキング方法:手順4」にて、
シードフレーズで復元したいときは「Recover your Vault」
jsonファイルとウォレットのパスワードで復元したいときは「Import existing Vault」
を選択してください。その後は画面の指示に従って必要な情報を入力してください。どちらかといえばjsonファイルで復元したほうが楽です。
EVMでのステーキングについて
以上の手順はCardanoチェーンにおけるWMTXのステーキング方法でしたが、BaseネットワークのWMTXで行いたい場合、以下のウェブページを参照してください。
World Mobile「Core Staking is Live: Here’s How to Get Involved」
https://worldmobile.io/blog/post/core-staking-live
こちらは後半部分で動画で説明されています。どうぞよろしくお願い致します。
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